これは私が小学生の頃祖父と頻繁に釣りに行ってた時のお話です。
私は祖父の影響で釣りが好きでよく祖父と一緒に釣りに行きました。
学校から帰って来てから釣りに行ったり、夜釣りに行ったりと四六時中釣りに行ってたと思います。
ただ私は釣りをする時に使うエサでミミズを使うのは苦手だったのでもっぱら練り餌を使ってました、練り餌はミミズが苦手な人にとってとても便利で使い安い物なのですが、欠点として長時間水の中に入れてると溶けて無くなってしまいます、それでよく祖父に「いい加減ミミズを使いなさい」とよく言われました。
ですが結局ミミズを使う事は出来ず最終的にヤゴやカゲロウの幼虫を使う事に落ち着きました、ミミズは触れもしなかったのですが何故かヤゴは触れたのは今でも不思議に思います。
そんな感じに釣りライフを楽しんで居ました、そんなある日の事です学校が
夏休みになり祖父と知り合いの船で湘南まで海釣りに10日程泊まり込みで出掛けました。
初めて船に乗ったのですが私はあの揺れがどうしても慣れず酔ってしまい何度も吐いてたのを今でも覚えてます。
結局船を固定するまでずっと酔いが止まらなかったです。
船を停めていざ海釣りとなったのですが私は海釣りが初めてで川釣りとは全然やり方が違うのでとても苦労しました。
まず海釣りをする時普段川釣りで使ってる釣竿ではなく長くてリールが付いてる所謂ルアーロッドと呼ばれてる物を使うのですが最初はリールを使うのがなかなか上手くいかなくて苦労しました。
そしてルアーロッドを初めて見て驚いた事もあります。それはルアーと言う本物ではないエサを使う事です。
当時エサには虫やミミズを使う物と思ってた私はこう思いました。
「これで本当に釣れるのかな?」と祖父に言われるままに用意していざ釣りが始まったのですが私は慣れてないせいか結局10日間の間に数える程度の魚しか釣れませんでした。
ですが貴重な体験をしたと今でも思います、月並みですがとても楽しかったです。
今は祖父はもう居ませんが子供も釣り好きなのでもう少し大きくなったらあの時の祖父みたいにやり方を教えて一緒に行けたらいいなと思います。